知っているのに知らないふりのホームズ

シャーロック・ホームズ

どうもミトコンドリオンです。

今回もテレビドラマ「シャーロックホームズの冒険」についてご紹介しようと思います。

ご紹介するのは「海軍条約事件」

ざっくり内容

ワトソン宛に学生時代の知り合いから手紙がきました。

知り合いであるパーシーは外務省に勤務しており、上司からイギリスが結んだ海軍条約文書を預かっていたのだが、ちょっと席を外した隙にその文書を盗まれてしまったということだった。

パーシーはそれからというもの、国際文書を紛失してしまった責任を感じ、すっかり衰弱してしまっていた。

ホームズとワトソンはパーシーに会いに行き、事件の経緯を聞いた。

事件を経緯を聞いたところ、その現場にいた人物である、掃除婦や同僚などを調べましたが、特に何も出てきません。条約文書は出てこないし、誰も犯人ではないしと捜査は行き詰まってしまいました。

しかし、ホームズは何かつかんでいたようです。

ホームズとワトソンがロンドンに帰った夜、パーシーの家に泥棒が入りました。しかし、パーシーが気づいたことでなにも取られなかったようです。

衰弱していたパーシーも少しずつ回復し、ホームズとワトソンと一緒にロンドンに行くことを決めました。

しかし、ホームズは少し周囲を散策すると言って現地に残りました。

翌朝、ロンドンのベイカー街に戻ったホームズはハドソンさんに頼んで朝ごはんを用意してもらいました。パーシーもその席にいましたが、食欲がないため、断りましたが、ホームズがしつこく進めるため、お皿の蓋を開けたところ、奪われた海軍条約文書があったのです。

ホームズは昨夜、文書を取り返すことに成功したようです。

説明を聞くと、昨夜、現地に残るといって、パーシーの家の前でずっと待ち伏せしていました。深夜、パーシーの家に忍び込む人影を見て、後を付けました。

忍び込んだ人物とはパーシーの婚約者の兄ジョセフだったのです。

事件の真相は簡単で、文書が盗まれた夜、ジョセフはパーシーの仕事場を訪れていました。ちょうどその時、パーシーは席を外しており、パーシーの戻りを待っていたところ、海軍条約文書が目に入りました。

一目で価値があるものだとわかったジョセフはその文書を盗み、家に戻り、自分の部屋に隠しました。

しかし、文書が亡くなったことで衰弱したパーシーがジョセフの部屋を病室として使用してしまったため、文書を取り出すことができず、ずっと待っていたのでした。

パーシーがロンドンに行くということで、部屋が空くので、その夜に文書を取り戻そうと忍び込んだところ、ホームズに捕まってしまったのでした。

トリック的な部分

ホームズは海軍条約文書という国際問題に発展しかねない文書が盗まれても、いまだに大事になっていないため、文書はまだ誰の手にも渡っていないと推理します。

また、そういうことは犯人も隠してから、手元に戻っていないことまで想像します。

そこから、もしかしたらパーシーの病室に隠されているのかもしれないことを推理しました。

そして、部屋を全部ひっくり返すより、犯人に探させたほうが楽ということで、犯人を少し泳がせたのでした。

個人的感想

今回の話は特にトリック的なものはなく、単純な事件がなぜか複雑になってしまった事件です。

海軍条約文書という機密事項があり、そこに偶然が重なったことで、どんどん複雑になってしまったようです。

ドラマでは冒頭、科学実験をするホームズがいますし、ピストルで壁に「V.R.」と撃っていたりと、暇を持て余しているようです。

暇だからと言って、壁にピストルで文字を撃つのはいかがなものかと思いましたが、時代なのでしょうか。

また、待ち伏せる時にホームズは馬小屋にいるのですが、馬と仲良しになっていたり、干し草のなかで眠っていたりと面白い描写も描いていました。

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