美術館へ行ってみました

ふと思う

どうもミトコンドリオンです。

今回はいつもと違ったことに挑戦してみましたので、ご紹介しようと思います。

それは「美術鑑賞」です。

私のいつもの生活では馴染みは全然ないのですが、ふと思い立って訪問してみました。

きっかけ

今までは美術館に行くことになんとなく躊躇いがありました。

絵については特に勉強したこともありませんでしたし、学校の授業でも「何のために?」という思いがありました。また、私は絵が下手なので、あまり積極的ではなかったということもあります。

しかし、大人の嗜みとして、美術館を毛嫌いすることなく、じっくり鑑賞してみようと思い、近くの美術館へ足を運びました。

今回訪問したのは岐阜県美術館です。

特に目的の作品展があるわけではなかったので、この期間に展示されている「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス」を鑑賞しました。

美術館の周り方

今までの私の美術館の周り方は、最初から作品の横にある説明文を隅々まで読んで、作品を鑑賞するといった周り方でした。

そのため、説明文を読むことに一生懸命で、肝心の作品は「ふ〜ん」といった程度で見終わっていました。

さらに、鑑賞の後半はその説明文を読むことにすら疲れてしまい、後半はほとんど流して見て回るといった感じで、美術作品を見て楽しむということをしていませんでした。

そこで、今回は全く違った周り方に挑戦してみました。

それは

①まずは説明文を一切読まない

②美術作品を流し見して、一通り最後まで見て回る

③印象に残った作品を見るために、再び戻る

④その作品を遠目で長時間見る

⑤作者がどのような思い出描いたのか想像してみる(説明文を読んでいないので、勝手な思い込みになります)

⑥近づいたり、角度を変えたりして、作品の細かい部分を観察する(この時に新たな発見あり)。

このように鑑賞していると今まで感じたことがなかった感性で鑑賞している感覚を覚えました。

今までは後半は疲れてしまっていたのですが、後半にも心を打つ作品があることに気付かされ、今まで損していたのかと思ってしまいました。

全作品を隅々まで見ていないため、勿体無いと思ってしまいそうですが(過去の自分は思っていたため、だからこそ説明文も読んでやろうと思っていました)、全然そんなことはなく、逆にお気に入りの作品を見つけることができ、それを心ゆくまで鑑賞し、感じることができたことに大変満足しました。

今までの私の鑑賞方法は物理的?理論的?だったのですが、今回は感覚的に鑑賞することができたと思っています。

それではここからは私が個人的に気に入った作品について少しご紹介しようと思います。

造幣局の桜

桜の花がキャンパス全体にこれでもかと描かれている作品。

作者が桜の花の綺麗さ、華やかさに圧倒されていることが伝わってきます。

個人的解釈

他の作品でも見られるのですが、作品中にたまに作者自身が描かれています。生涯を通してのコンセプトは絵日記ということもあるからでしょうか。しかし、作者本人と思われる人物が何人も描かれています。

絵日記というと、一般的にはある一瞬が描かれるものですが、上記のように何人も描かれているので疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

個人的な解釈ですが、いろいろな瞬間を描かれているのではないかと考えています。そのため、何人も登場しているのではないでしょうか。まるで、鳥獣戯画のように、何匹も同じ動物が描かれているのは、ストーリーがあるという点と同じような気がしました。

また、作品を通して、作者本人や家族以外にも同じような人?が描かれていることがあります。作者本人と格好が違うため、別人?だと思うのですが、私の解釈では花の精を描いているのだと思いました。

なぜなら、他の絵以外の作品では「鳥の精」といったオブジェも数多く展示されているため、おそらく、作者は「○○の精」というものを感じ取る感性が強く、この作品では「花の精」がよく描かれていると感じています。

枚方総合体育館前のコスモス畑

こちらはコスモスの花が一面に描かれている作品。

長女を亡くされて、非常に落ち込んでいたところ、コスモス畑を見に行ったことで、再び元気を取り戻すきっかけとなった作品です。

個人的解釈

この作品には「花の精」は描かれていませんが、遠足に来ている幼稚園児たちが描かれています。もしかしたら「花の精」と混ざってしまって、代わりに描かれているのではないかと思っています。

他の作品も見ていると、人を描きすぎることをやめてしまったのか、人がいると精は出てこないのか、いろいろを考える余地がありそうです。

個人的にはこのコスモス畑の作品を見た時に、何か心に刺さるというか、圧倒される感覚を覚えました。

今まで美術作品を鑑賞しても、作品の横に書かれている説明文を読んで「ふ〜ん」と思うだけだったのですが、今回は説明文はほぼ読まずに作品の第一印象だけでじっくり鑑賞するものを選んだ結果、なぜか涙が出そうな感覚に襲われました。

初期の作品は作者が「本当に書きたい」と言う気持ちが前面に出ていると感じさせ、本当に絵からエネルギーが出ていることを知りました。

90歳のプレゼント

こちらは最後の大作と呼ばれる作品で、印象に残ったであろう花が大きく描かれています。

よほど花の印象が強かったのでしょうか。油絵は筆の流れがよく見えるので、描きたいものを描いている、迷いがない、全力で書いていることが伝わってくる作品です。

遠目から見てもこの作品は立体感があります。

他の作品は平面に見えやすいのですが、この作品は暗い色と明るい色が使い分けられているため、よりはっきり浮かび上がってくる印象を受けました。

晩年の作品の特徴

亡くなる前年の作品3作品はアロエの花だけが描かれている「アロエの花」、月が雲に隠れそうなところだけが描かれている「月光(雲に入る)」、月だけが描かれている「シスコの月」があります。

今までのように書きたいことがありすぎて、キャンバス一面にたくさん描くと言うよりは、目に映ったものだけ、心に残ったものだけを描いている印象です。

もしかしたら描きたいものは全て出し尽くしてしまったのかもしれないと感じました。

ただ、ひとつものしか描かないだけでも、アクリル絵の具や油彩の質感が立体感があり、見惚れてしまいます。

まとめ

今回はふと思い立ち、大人の嗜みということで、美術館を訪問し、作品を鑑賞してきました。

思った以上の収穫があり、私自身も驚いています。

ただ、何度も作品を行ったり来たりしたり、長時間同じ作品を見続けたりと、ひょっとしたら周りの人に怪しがられたかもしれません。

ただ、独自ですが、鑑賞の仕方が見つけられたので、今後も機会を見つけて、美術鑑賞して見たいと思います。そこからお気に入りの作者や作品と出会えたらいいなと思います。

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