精神科医が教える「怒り」を消す技術③

読書

どうもミトコンドリオンです。

今回も『精神科医が教える「怒り」を消す技術』についてご紹介しようと思います。

第4章 怒りを外側に出す人と抑える人

怒りには良い側面もある。

適度な怒りが、他社との間に共感や相互理解をもたらし、対人間の信頼や親密さを増す働きがあるとする考え方もあります。また、親しい人に対し、理性的説得という形で怒りを表すことは、相互理解を得られ、建設的な関係を築くことが期待できるという、怒りがよりよい方向へ働くという報告もある。

怒りを抑える方法

第一段階 「攻撃行動」の抑制

第二段階 鎮静化プロセス

第一段階、第二段階は主に他人との関係を意識してのコントロール、外向きのコントールとなる。

第三段階 「心の安らぎ」を目的に内向きのコントロールを行う

怒りの背後には「おそれている」「ゆるせない」気持ちのどちらか、または両方がある。

この2つの気持ちの逆の行動を選択できるようになれば、怒りの感情から解放され、毎日、心穏やかにして過ごせるようになるでしょう。

第5章 自分の怒りのタイプを知る

・短気な人チェックリスト

判定はB

短期ではありませんでした。

・敵対性セルフチェックリスト

敵対性は13点

心身共に健康を保つために、怒りのコントロールに積極的に取り組むべき

不信感と嫌味っぽさは2点

不信感と嫌味っぽさのレベルが低い

カッとなりやすさは9点

カッとなりやすさのレベルが高い

攻撃性は2点

攻撃性レベルが低い

第6章 怒りを収める最終段階でのテクニック

第二段階の怒りを消す方法

  1. 怒りを書き出す

点数をつけることが重要。自分にとってその重要度はどのくらいなのか。100点満点で評価する。それからこの怒りを捨て去るか、それとも怒りを抱いた対象に理性的な説得を行うのか、あくまでも自分で選択することで再度意識する。

  1. 相手との関係性を評価する

怒りが起きる場合、相手が絶対に悪いわけではありません。

その相手との関係性を考えて、その後の対処をどうするか考えることが必要です。

  1. 怒りのもとは何であり、何をつたえるのか
  1. 相手に期待する行動を伝える
  1. 説得は行わないという選択をする場合

機が熟すのを待つのも重要。

第三段階の怒りを消す方法

  1. おそれを手放す

恐れが強いと不信感につながり、ピリピリしてしまう。それが周りにも伝わってしまう。

手放す方法

・傾聴する:人の話を聞くことです。

・評価をやめる

・空気を読みすぎない

・自分は被害者ではない:自分が大事な存在であるという自信を深めていく。

・信じる:まず自分を信じる。そうすれば他人も信じることができるようになる。

  1. ゆるすために

・素直な気持ちでゆるす

・重要な他者をゆるす

日常生活の工夫

  1. あいさつを欠かさない
  2. 「ありがとう」を伝える

幸せな人とは?

社会的地位が高くて立派な肩書の人、お金持ちの人、ある道の第一人者であったり、いわゆる成功者などでしょうか。

松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助さんの言葉で下記があります。

「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」

自分の置かれている状況に感謝できる人は、満たされているという実感を持っており、幸福感も高いということでしょう。このような幸福感の高い人は「余裕がある人」でもあります。

余裕のある人というのは、たとえ怒ったとしても、すぐに怒りを捨て去ったり、許したりできるため、それゆえに「余裕がある」という評価を得ているのでしょう。

すなわち、感謝することは、怒りのコントロールに役立つだけでなく、幸福感が高い、幸せな人になることにもつながっていくのです。

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