僕たちはもう帰りたい の感想

読書

どうもミトコンドリオンです。

なかなか面白いタイトルの本をみつけました。

そのタイトルは「僕たちは帰りたい」です。

私も日頃仕事をしていると「もう帰りたいわ〜」とよく思いますし、ふと口にしている時もあります。

本書はそれぞれの「もう帰りたい」と思っている人の漫画になります。多くの人が少なからず、1つは共感する話はあると思います。

著書は「さわぐちけいすけ」さんです。

第1章 「お付き合い残業」がつらくて、もう帰りたい

自分のやるべき仕事は終わったのに、周りがまだ仕事しているので、帰りづらい、そんな人のお話。

→みんな早く帰りたいと思っている。それならコミュニケーションをとってみましょう。すれ違いで案外、簡単に解決することがあるかもしれません。

第2章 「板挟み」だらけで、もう帰りたい

上司と取引先に挟まれて、意見の食い違いに振り回されている、そんな人のお話。

→板挟み状態になったら、その仕事の目的を再度確認してみましょう。そして、自分が正しいと思うことは何かも考えてみましょう。ただし、自分の意見をぶつけるだけではいけません。策略を練るのも達成するための一つの手です。

第3章 「無茶ぶり上司」に振り回されて、もう帰りたい

「残業はするな、でも成果は出せ」という無茶ぶりに耐えている、そんな人のお話

→売り上げ、労働時間、部下、家族、全てを抱え込むにも限界があります。だからこそ、チームがあるのです。抱えきれない時は仲間を頼ったり、状況を打ち明けるのも重要です。また、諦めるという選択肢もありなのです。

・残業時間を減らすための会議を残業時間にしている。この矛盾。

第4章 会社が「非効率」すぎて、もう帰りたい

会社に効率化の提案しているのに全然相手にされない、そんな人のお話

→会社に提案しても相手にされない。諦めることも一つの手ですが、やめると言う選択肢もあります。きっかけは待つものではなく、自分ので作るものです。今いる場所だけが自分の居場所では無いことは忘れてはいけません。

・この話の主人公がいうセリフがあります。なぜ上司に強気で主張できるのかと言う質問に「たしかに生意気な社員がクビにされることはあるかもしれない。でもそんな私たちだって「気持ちよく働ける場」を選ぶ立場にある。言いたいこと言ってもどうしてもダメなら辞める可能性もある。」

・これは多くの人がハッとさせられるのでは無いでしょうか。従業員は会社の奴隷ではありません。好きな場所で働く権利があります。どうしてもその会社で働かなければいけないわけではありません。辞めたからと言って命を取られるわけではありません。

・主人公の効率化の提案を却下する上司のセリフに「みんなで一丸となって頑張ることにこそ意味があるんだ。ラクな方へ進めば天はそれ相応の結果しか与えてくれないぞ」

・これには「何言ってんの?」と私は思いました。効率化がラクな方と考えることはちょっとおかしいのでは無いかと思いました。それだったらパソコンでメールを使わずに、手紙書くのか?時間がかかって利益が出なくても一丸となれば良いのか?会社として利益が出ないといけないと思うのだが?と疑問しか浮かばない言葉でした。こんな人こそ早く会社から出て行ってくれと、強く思った部分です。

第5章 「妻でも母でもない私」になりたくて、もう帰りたい

〇〇の妻、〇〇の母のように役割に縛られて自由がない、そんな人のお話

→役割に縛られてイライラしてしまうことも多いでしょう。そんな時こそ対話することを心がけてみましょう。思い込みで判断していることが多いことに気がつきます。イライラした時ほど思い込みを疑う。これを覚えておいてください。

第6章 自分の中の「優先順位」がわからなくて、もう帰りたい

会社、家族、優先順位をつけられず、時間に追われている、そんな人のお話

→仕事や家族、趣味などのプライベート、人間に与えられた時間は有限なのに、大切にしなければいけないものは多いように思えます。全てを守ろうとして本当に大切なものを失ってしまうこと場合もあります。今一度、自分の大切なものを考えて、優先順位をつけましょう。

・ママさんのセリフに「何でもかんでも大切だと勘違いしていたらそりゃあ忙しくもなるだろうね」。私もたまに仕事をしていて目の前のことに気を取られ、遅くまで残業してしまうことがあります。それにより、翌日体調を崩し、家族にも心配をかけてしまいます。本書では仕事、家族の優先順位について考えていますが、私としては自分も優先順位の中に入れても良いのではないかと思います。いや、優先順位一位は自分でも良いと思います。一位にして、自分にとってどれが大切かをその次に考えることです。

第7章 職場にも家にも「居場所」がなくて、もう帰れない

仕事一筋で家庭を顧みなかった。プライベートを大切にしている人が理解できない、そんな人のお話。

→家庭にも会社にも居場所がない方はいないでしょうか。今はなくてもいつかはそうなってしまうかもしれません。そんな時でも「もう帰りたい」と思えることは帰る場所があると言うことです。普段はそのようなことは考えないかもしれませんが、たまにはそれがどこなのか考えてみると心が落ち着くかもしれまえせん。

個人のまとめ

登場人物が集まる「スナック もう帰りたい」ここのママのちょっとしたアドバイスでみんなの状況が変化していきます。なんか全て知っているかのように不思議なママです。

また、スナックの名前である「もう帰りたい」は「今よりマシな場所があるって思える良い言葉」とされています。何気なく思ったり、口にしている「もう帰りたい」の中には自分には帰る場所がある、今より良い場所があるからこそ出てくる言葉であり、そこは自分にとって大切な場所だと再確認できる言葉です。

私も、これから何度も「もう帰りたい」と思ったり、口にすると思いますが、その度に、帰る場所があるって幸せなことなんだと思い出すことでしょう。

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