一番いい答え 絶対に後悔しない最適解の見つけ方③

読書

どうもミトコンドリオンです。

第5章 情報に騙されない。「最上級の決断」を追及する質問法

クレイムに対する質問法

分かりにくかったら、「具体的には?」と聞いてみる。逆に具体的すぎるときは「一言でいえば?」と聞いてみる。これは具体と抽象のスイング思考。

データに対する質問法

データの信ぴょう性を問う。

ワラントに対する質問法

ワラントが隠れている場合は、「そのワラント(論拠)は?」と聞いてみる。

リザベーションに対する質問法

本当に保留案件、例外なのか、そのメカニズムを聞いて確認する。

クオリファイアーに対する質問法

そのクレイムはどの程度のデータからなのか、どのくらいの説得力があるのか聞いてみる。

バッキングに対する質問法

その資料からどうして、そのワラントが言えるのか聞いてみる。

また、質問には「完全に」または「部分的に」かで分けてみる。

詭弁を見破るために種類を知っておく

・性急な一般化

・因果関係の誤り

・無知に基づくクレイム

・人格(経験)攻撃

・人気者にあやかるクレイム

・憎悪、感情への訴え

・自分都合

・しっぺ返し(責任転嫁の切り返し)

・詐欺師の言葉(二枚舌)

・論点の回避

・証拠不十分の虚偽

・偽りの二重背反

コラム 論理に感情を乗せる伝え方⑥3つのポイントを押さえる

鏡の前でのトレーニング方法

  1. 話している内容をそのまま手で表現する
  2. 不用意な手の動きをしない
  3. ハンドアップダウン

第6章 相手を説得するために、どうしても必要なこと

せっかく自分の最適解を導き出してもそれを相手に伝え、納得してもらわなければならない。そのためにいろいろとテクニックはあるが、それだけでは不十分である。

説得するための3つの要素

・ロゴス(logos 言論・論理)理屈による説得

・パトス(pathos 感情)聞き手の感情への訴えかけによる説得

・エートス(ethos 人柄・人間的魅力)話し手の人柄による説得

説得力、交渉力は5つの力に分解できる

  1. 自分の言いたいことを正しく伝える力
  2. 相手が言いたい事を正しく聞く力
  3. 人に評価される情熱力
  4. 相手に信頼される人間的魅力
  5. 仕事で成果を上げる力(チーム力、会議力といった他社と協同する力)

人間にはいろいろなタイプがある。説得するには相手の立場に立って考え、それに合わせえ自分の意見を伝えることが重要である。

三国志の諸葛孔明も独自の人物鑑定基準を持っていた。

  1. 善悪に関する判断を見ることで、相手の志を把握できる。
  2. 言葉でやり込めて相手の態度の変化を観察することで、相手の気質を把握することができる。
  3. 相手に意見を求めることで、どの程度の知識を持っているかを把握できる。
  4. 相手が困難な状況にいることで、その人の勇気の度合いが把握できる。
  5. お酒の飲み方で、相手の本性を知ることができる。
  6. 商売などで利益の取り方を見ると、相手の清廉潔白の加減を知ることができる。
  7. 仕事を見ることで、その人への信頼度が分かる。

この本ではいろいろとテクニックを紹介しているが、著者はここから読者に守破離で羽ばたいてほしいと望んでいる。

守:師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、それをしっかり身に付けること

破:師に教えられ、しっかり身についたことを自らの特性に合うように修行し、自らの境地を見つけること

離:それらの段階を通過し、何ものにもとらわれない境地

伝える、説得するにはその人の魅力が必要である。上記の等に鍛錬することで人それぞれの型ができる。それがオーラのようになり、これには数年、数十年単位で徐々に現れてくる。例えば、あの人が言うなら間違いない、やってみようと思わせることができる等。

人間的魅力とは

  1. 知性がある
  2. 性格が明るい・ユーモアがある・人づきあいが良い
  3. 力強い・真剣さ
  4. 誠実さ・素直さ
  5. 謙虚さ
  6. 色気がある
  7. 人生における経験値が高い

コメント

タイトルとURLをコピーしました