どうもミトコンドリオンです。
先日、テレビで名作を放送しているということで、一度は見ておこうと思い、本作を視聴しました。
タイトルは「ショーシャンクの空に」です。
今まで、あまり映画を見てこなかったということと、一般的に有名というものにはあまり興味がなかったのですが、あまりにも名作という謳い文句だったため、「これは見ておかなければ」と思ってしまい、録画までしてみることになりました。
それでは「ショーシャンクの空に」をご紹介しようと思います。
第一印象は・・・
冒頭から主人公アンディが妻と妻の不倫相手を殺害した犯人として裁判にかけられ、有罪となり、ショーシャンク刑務所に服役することになります。
まったく前情報を持たずに視聴したため、おそらく刑務所にいながらも情報を集めて、推理し、最終的には真犯人を見つけて出所する系の話かと思っていました。
内容も刑務所内での出来事がメインで、それに対してアンディが巻き込まれ、いかに解決するのか、または逆に事件を起こしたりするものでした。
しかし、映画紹介では名作と言われており、ヒューマンドラマとされていたため、事件解決ものだったらサスペンスでは？とも思っていました。
また、映画紹介のシーンでは雨に打たれている人がいるため、絶望に打ちひしがれているシーンだと思い込んでいました。
登場人物は・・・
アンドリュー・デュフレーン （アンディ）
アンディはどんなことにも挫けず、自分の信念は曲げない男です。ゲイに襲われそうになっても必死に抵抗し、図書館環境を良くするために奔走したり、音楽は誰にも奪えないとし、刑務所内に流したり、コツコツ努力することが得意な人のように思います。
エリス・ボイド・“レッド”・レディング（レッド）
レッドは調達屋として、刑務所内でさまざまな物資を調達しています。コミュニケーション能力に長けており、周囲とうまくやっていけるような人です。
印象に残ったところ・・・（ネタバレ含む）
刑務所の外は幸せなのか？
50年も服役していたブルックスは仮出所することが認められ、刑務所から出ていきます。しかし、外での生活はしっくりこず、最終的には自殺してしまうのです。
何年も同じ環境にいることで、仮釈放され、外の世界に出た時に、やっぱり刑務所に入れてくれという心情は分かるような分からないような感覚です。
刑務所に長年服役したことで、どんなに劣悪な環境でも、やることが決められており、親しい人間がいるとそこが心地良くなってしまうのでしょうか。
レッドはブルックスと同じような道を踏みそうになった時、アンディに言われていたことを思い出し、仮釈放の見ながらも国境を超え、アンディと再会することができます。
慣れからの解放、年をとっても希望を捨てずに、チャレンジすること、そのチャレンジをしても良いと思わせるほどの友人を作れることはとても幸せなことだと感じました。
勧善懲悪もの？
脱獄風景では小さなロックハンマーで20年かけ穴を堀り、下水菅を通って脱出します。
さらに、所長の裏金に関与していたため、その金を横取りし、国外で悠々自適に過ごすという、スカッとする結末でした。
裏金が見つかった時、あんなに偉そうで、暴行していたハドリー刑務官は無言で大人しく、連れて行かれ、女の子のように泣いたり、所長は追い詰められて、拳銃自殺したりと、刑務所内では絶対的な人物として君臨していたのに、コロッと態度を変え、本当は弱い人間だということを露呈してしまう定型例として描かれています。
個人的まとめ
本作では、気づきにくい、または人間の弱いところを描いていると思いました。現在の環境が全てだと思ってしまうため、そこから放り出された時、人間はどうなってしまうのか。逃げ出してしまいそうになることもあるでしょう。しかし、しっかりと自分を持って、希望を持っていれば、環境が変わっても壁を越えられるし、環境を変えていける力もみなぎってくるということを伝えたかったのではないかと思います。
ちなみに
アンディが自分の牢の壁を削った際の土はズボンの中に隠し、刑務所ないのグランドに出た際に、少しずつ捨てていくというシーンは映画「大脱走」のシーンと似ており、「おっ」と思いました。
こちらの作品もトンネルを掘って脱獄するのですが、こちらは脱獄した囚人がところどころで捕まったり、殺されてしまい、最終的には成功した者はいないという結末を迎えてしまうのですが・・・。
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