経営学を学ぶ上での考え方

読書

どうもミトコンドリオンです。

今回も気になったコラムや気になった部分の続きをご紹介しようと思います。

大学4年間の経営学が1時間で学べる

内発的な動機付けのコラム

「達成感」が基本

ユダヤ人の洋服仕立屋のお話

アメリカのある街に一人のユダヤ人が洋服仕立屋を開いた。すると、町の少年たちは店先に立って「ユダヤ人!ユダヤ人!」とやじるようになった。

困った彼は一計を案じて、少年たちに「私をユダヤ人と呼ぶ少年には1ダイム(=10セント硬貨)を与えることにしよう」と言って、少年たちに硬貨を与えた。少年たちは大喜びで、次の日も店先に来た。すると彼は「今日は1ニッケル(5セント硬貨)しかあげられない」といって、少年たちに与えた。その次の日も少年たちは来た。彼は「これが精いっぱいだ」と言って、1ペニー(1セント硬貨)を与えた。

すると、少年たちは2日前の1/10の額であることに文句を言い、「それじゃあ、あんまりだ」と言って、それから2度と店先に来ることはなかった。

少年たちは最初は内発的に動機づけられて「仕事それ自体が報酬」だったはずなのに、お金が発生すると、お金のインパクトが強すぎて、「仕事→金→満足」と分離してしまい、お金のために動くようになってしまったということです。そのため、お金がもらえなくなったので、働かなくなったということです。

内発的な動機付けは「職務遂行と職務満足が一体化している」

金銭的報酬が発生すると

「職務遂行→金銭的報酬→職務満足」を分離されるため、

金銭的報酬がなくなると働かなくなってしまいます。

管理者行動論

リーダーはどんな仕事をしているのか。

リーダーはコミュニケーションに時間を割いている。

リーダーは1つの仕事にかけられている時間は短く、断片化しているようです。

管理者はコミュニケーションに多くの時間を使っているのです。また、経営者は部下とのコミュニケーションに多くの時間を割きます。

「上司ってずっとパソコンの前にいるよな」って仕事を始めた頃は思っていました。全然手を動かさずに指示だけ出して楽な仕事だなとも思っていました。

しかし、今なら分かります。他部署との調整や部下への指導等コミュニケーションに非常に時間を要していると実感しています。

ただ、仕事のできない上司を見分ける眼は必要です。部下が優秀だと、部下が上記の仕事をこなしてしまうので、他部署とのコミュニケーションや指導ができない上司でも他部署からは仕事ができる上司に見られることでしょう。

デスクにずっといるという状況は同じですが、自分が動かずに仕事を進めることができるか、なにもできない人になるか、自分の目指す姿を想像してみてはいかがでしょうか。

シナジー効果

多角化によって生まれる一石二鳥の効果

シナジー効果は相乗効果とも呼ばれ、1+1=2ではなく、3にも4にもなることです。

シナジー(synergy):ものや事柄、人などが複数存在することで、お互いに作用し合い、効果や機能を高めることを意味する単語です。

経済ニュースを見るようになってよく聞く単語ですが、正直意味は分かっていませんでした。この本を読んで、やっと理解することができました。相乗効果はよく言いますが、シナジー効果って言った方がかっこいいですよね。

STP

細分化して絞り込んで位置づける

商品やサービスのマーケティングの基本は、要は、市場をセグメントに細分化し(Segmentation)、その中からターゲットを絞り込み(Targeting)、そのターゲットのニーズに適合するように位置づける(Positioning)こと、つまりSTPです。

パレートの法則

2割の優良顧客が、8割の売り上げを生み出す

にはち(二八)の法則とも呼ばれます。

パレートの法則は英語でも80-20 ruleともいいます。

QC7つ道具の中に「パレート図(累積度数分布図)」というものがあります。これは発生頻度を整理して、頻度の順に棒グラフにし、累積度数を折れ線グラフで表した図です。

この図を用いることで、2割の優良顧客が8割の売り上げを生み出しているのが分かるのだと思います。

この法則は皆さんも心当たりあるのではないでしょうか。売り上げではなくても、2割の仕事をこなすことで8割の成果を出しているようなことはありませんか。

コンカレント・エンジニアリング

複数の開発工程を同時並行で進める。

リードタイムの短縮につながります。

一般的に製品開発は、いろいろな活動が順を追って逐次行われるものだと思われがちです。これを「シーケンシャル・エンジニアリング」を呼ばれるものです。

これとは違い、製品開発活動がかなり同時進行して行われている形を「コンカレント・エンジニアリング」と言います。

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