機能性表示食品のエナジードリンク

時事ニュース

どうもミトコンドリオンです。

今回は気になったニュースをご紹介しようと思います。

ダイドードリンコ、機能性表示食品のエナジー飲料

ざっくり内容

ダイドードリンコは、業界初の機能性表示食品のエナジードリンク「The BURNING」を発売するようです。

機能性関与成分は茶カテキンで540mg配合されています。

ヘルスクレームは「本品は茶カテキンを含みます。茶カテキンには、BMIが高めの方の内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。内臓脂肪が気になる方に適しています。」

テレワーク増加の影響で、体重増加等の健康に対する意識が高まっているということで発売になりました。

茶カテキンは「ヘルシア」を展開している花王が扱っている原料を使用しており、「健康ニーズに応える商品を開発するという中で、高い商品開発力とともに素材機能が重要な点となる」とし、素材機能に対して知見を持つ花王にアプローチしたとのことです。

機能性表示食品とは

機能性表示食品とは事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品のことです。

機能性があると表示できる食品は今までは「特定保健用食品」と「栄養機能食品」しかありませんでした。

特定保健用食品

特定保健用食品とは「トクホ」と聞けば、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

これは、健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。

栄養機能食品

一日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給・補完のために利用できる食品です。すでに科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、特に届出などをしなくても、国が定めた表現によって機能性を表示することができます。

機能性表示食品

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。

つまり、トクホのように個別で審査されていないが、機能性について科学的根拠がある成分を配合している食品ということになります。よって、今回も茶カテキンという科学的根拠のある成分を配合したエナジードリンクということになります。

個人的考察

機能性表示食品の制度ができてから約6年が経ちました。健康食品と聞くと、錠剤やカプセルをイメージしますが、機能性表示食品ではドリンクや生鮮食品も対象になります。

今回のエナジードリンクは元気をチャージするという意味では健康に関与していますが、内蔵脂肪を減らすことが期待されると言ったイメージはないところに、ビジネスチャンスを見出した結果だと思っています。

また、エナジードリンクを飲む機会が多い、中年男性に対して、内臓脂肪というちょっと気になり出しているヘルスクレームを合わせてくるところがマーケティングがうまいとも思いました。

今回のように、掛け合わせることでニーズをマッチングさせることで新しい価値を作り出すと言った視線は仕事をしていく上で重要であり、忘れてはいけないことだと感じています。

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