どうもミトコンドリオンです。
現在では、サラリーマンだけで定年まで勤め、退職金と年金で老後を過ごすということは金銭的に難しくなりました。
そんな状況で、国は公助ではなく、自助を進めています。最近は副業を許可している企業も増えています。
このような流れの中、副業を少し考え始めた方に情報提供してくれる1冊をご紹介しようと思います。
書籍情報
本当に稼げる副業の教科書
著者
今岡 純一 (いまおか じゅんいち)
株式会社越谷大家代表取締役社長。他3社含め、4社の代表取締役社長を務める。大阪市鶴見区出身。1986年5月5日生まれ。分散投資法を取り入れ、現在は不動産投資・物販・株式投資・FX・アフィリエイト・火災保険代理店などを含む30個以上の収入の柱を持ち、2016年から5年連続年収1億円を超えている。2014年から不動産投資を始め、現在では一部売却もしたが、アパート・マンション8棟、戸建て5戸、区分マンション1戸、合計71部屋と太陽光発電7基を所有。家賃収入・売電収入6,000万円以上、キャッシュフロー3,000万円以上。 不動産投資を始めて3年半でサラリーマンをリタイア。2016年1月『物件の効率的な購入の仕方と利回りアップ術』(セルバ出版)を出版。現在まで累計5,000人以上に複業を教えており、さまざまなところでセミナー講師・複業の相談を請け負っている。
ざっくり内容
副業を複数持って、収入の安定化を目指しましょう。
目指す副業は稼げる仕組みを作ることです。
目標は高く、うまくいっている人に教えてもらうことが近道です。
それでは少し詳しく紹介しようと思います。
「副業」ではなく「複業」
収入の柱を一本にするのではなく、複数用意しましょう。1つだけ成功したとしても、もしもその1つが稼げなくなった場合、生活ができなくなってしまいます。
著者も不動産収入、物販、アフィリエイト、FX、株式、セミナー等の講師業といくつも行っているそうです。このように収入の柱を何本も持つことで、収入を安定化することができます。
自分、他人、時間、お金に働いてもらう
自分
物販や外注の仕事など、自分が働いた分の収入が入ってくるものを指します。これは目に見えて成果がわかり、頑張った分だけ、成果が得られます。しかし、自分が動くにも限界があります。その場合、他人に働いてもらうことになります。
他人
自分が行っていた仕事を外注し、自分はある仕事に専念することができれば、事業を大きくすることができます。ここで他人に働いてもらうのです。
また、自分で稼げる仕組みを作り上げれば、すべてを他人に任せることで、自分の時間が増え、さらに新しい仕事、事業拡大を進めることができます。
時間
回収・利益を出すのに時間がかかるものを指します。
本書では不動産投資を挙げています。毎月家賃をもらいながら、時間をかけて利益を出していきます。
また、積み立て投資やアフィリエイトも時間をかけることで利益が膨らんでいくビジネスとも言えます。
お金
これは資産運用のことです。
しかし、元手が必要なので、それを稼ぐために、自分、他人、時間に働いてもらう必要がありますので、最後のフェーズになります。
具体的には不動産、FX、株式投資になります。
削るのではなく増やすマインド
貯蓄しようとするとまずは現在の支出を見直すことが第一になります。
近年ではFP:ファイナンシャルプランナーのアドバイスを聞く人もありますが、その場合はやはり支出を削るということから始めるそうです。
本書では削るではなく、増やすマインドを推奨しています。削ることには限度がありますが、稼いで増やすことには限度がありません。頑張り次第で青天井です。
成功している人に教えてもらう
副業を始めようとしている人はまずは家族や友人等に相談して、反対されることが多いと思います。
これは周りの人が副業をやっておらず、知識がないからです。人は知らないことには不安を持ちます。
そこで、本書は問いかけています。
もしも、あなたが東大に合格しようと思ったら誰に相談しますか。
この質問だったら、多くの人が東大に合格している人に相談する。と回答することでしょう。
これは副業を相談する人においても同じです。副業の相談は副業で成功している人に相談するのが一番の近道です。
そこにはある程度の投資も必要でしょう。書籍を購入したり、セミナーに参加したりする必要があります。
このくらいの投資をする決断がなければ、成功することは難しいと思われます。
ただし、何が良い情報で、何が悪い情報かを見極める力が必要です。
副業の世界では、人それぞれに合った方法があります。起業することが得意な人、不動産投資が得意な人、物販が得意な人、FXが得意な人とそれぞれ得意分野が違うからです。
また、書籍やセミナー、スクールには詐欺まがいのものも混じっています。なんでも投資したら良いというわけではなく、何が自分に合っているのか、その情報の信憑性は高いのかなど、自分なりの考え、アンテナを持つ、見極める力を身につけることも重要です。
個人的感想
本書は副業について、全然知らないという人には適した一冊だと思いました。
副業を始めようと思っているけど、何をしたら良いかわからない。まして、副業にはどんなものがあるのか、全然知らないという人には1から説明しているので、わかりやすいと思います。
また、著者本人のどのように副業を始めて、今の複業スタイルになったか、どんな成功をしているか等が紹介されているため、目標とできる人として読者には映ると思います。
しかし、ある程度副業について調べており、情報を集めている人にとっては、一般的な情報なため、少し物足りなさを感じるかもしれません。
副業の種類についても、不動産投資、物販、FX、株式投資、アフィリエイトについて、全て著者の成功体験を基に書かれています。この部分についても、自分に合った副業を見極めて、始めていただけたらと思います。
個人的には、本書で紹介されている方法はあくまで著者のやり方のため、読者全員には当てはまらないと思ったからです。
一応、それぞれの副業への向き、不向きについて紹介されているので、参考にしていただけたらと思います。
私も、不動産投資には向いていないかなと思いました。
まず、物件の見極めることが難しいと感じているからです。また、私は地方に住んでいるため、これから価値が上昇する物件が近場にないこと、価値が上昇しそうな物件がある都市部にはそう簡単にはいけないため、実際に物件をみたり、メンテナンスをしたりすることが難しいからです。
また、そのようなことが得意な知り合いを作るという手段もありますが、まずは、そのようなことができる時間を作ることがまずやらないといけないと考えているからです。
よって、あまり不動産投資の優先度は低いため、まずは少ない投資でできる副業から始めたいと考えています。
皆さんも、自分の向き、不向きを見極めて、副業を一緒に始めましょう。
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