どうもミトコンドリオンです。
今回ご紹介する、最近気になったニュースは
「日本の回転寿司はなぜ安いのか」
日本でも人気のあるお寿司ですが、海外でも日本食として昔から注目され、人気があります。
また、回転寿司チェーンも多くあり、CMなどでもよく目にします。そんな回転寿司チェーンも海外に進出しているのですが、日本と少し異なる部分があるようです。
ざっくり内容
アメリカにも進出しているくら寿司ですが、アメリカでは回転寿司の価格が日本の3倍にもなっているようです。
価格は1皿が2ドル95セント。およそ325円と日本の3倍くらいの価格になっているのです。
何か違いがあるのか
原価
マグロなど材料費の高いネタから、コーンやサラダなど安いものまで色々ありますが、日本とアメリカの材料費を比べても、アメリカと日本では大きく変わらないようです。
お米に関してはカリフォルニア米を使用しているため、日本米より安くなっています。
また、ネタの大きさも日本の方がアメリカに比べて大きく、食べ応えがあるサイズです。
設備
回転寿司といえば、席についたまま、タブレットで注文する形態が主流になっていますが、アメリカではどうなのでしょうか。
アメリカでも、日本と同じく、タブレットで注文する形態にしています。また、機械やレーン等も日本から輸入しているため、輸送費がかかり、若干価格に影響し、高くなっているようです。
人件費
一番違うところは人件費です。
このくら寿司はカリフォルニア州にあるのですが、カリフォルニア州の最低賃金は時給14ドルです。しして、この店では時給で15ドル支払っているそうです。
カリフォルニア州の最低賃金は時給でおよそ1540円と日本のおよそ1.6倍もの人件費がかかっているため、商品の価格も高くなってしまうというカラクリになっています。
まとめ
価格が日本の3倍になったとしても、現地の人からしてみれば、まだ手頃な価格のようです。
日本では商品の価格が先にあり、そこに材料費、人件費をいろいろな工夫で収まるようにしますが、アメリカでは材料費、人件費等を先に算出してから、商品の価格を決めているようです。
人件費が上がれば、給料が上がるため、支払うことができる金額も上げることができます。
アメリカはどんどん人件費=給料が上昇していますが、日本はここ30年ほとんど上がっていません。
物価が上がることに非常に抵抗を感じており、企業努力するのが当たり前になっているからだと感じています。
この状況が続くと、どんどん海外との差は大きくなり、海外旅行をしても全然贅沢できなくなるかもしれません。さらに海外に行くことがとても難しくなる将来が来るのかもしれません。
物価の上昇に対して抵抗するのも良いですが、周囲を見て、将来を見据えて、どのような動きをしたら良いか、自分自身でも考える必要があるようです。
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