どうもミトコンドリオンです。
今回も気になったニュースをピックアップしたいと思います。
米国のペプシコ、トロピカーナなどのジュースブランドを33億ドルで売却
学生時代、よく売店で買っていました。
菓子パンやサンドイッチと合わせて購入する時、野菜ジュースの時もありましたが、ビタミン摂取と言うことで、フルーツジュース、とくにトロピカーナを選んでいました。
果汁100%なので、余分なもの入ってないと言う点と、ある程度カロリー摂らなきゃと言うことで、カロリーオフや0カロリー飲料ではなく、あえてトロピカーナを選んでいました。
特にグレープフルーツが好きで、あの苦味が必要でした。
私は個人的に食事として食べるものが「甘い」ことに関して違和感があったので、甘すぎないものを選んでいました。そう言うこともあり、今でもグレープフルーツジュースは好きです。
ざっくり内容
米飲料メーカーであるペプシコが「トロピカーナ」などを含む北米ジュース事業を、欧州の投資ファンド「PAIパートナーズ」に約33億ドル(約3600億円)で売却することを発表したそうです。
理由としては、米国では消費者の健康志向の高まりで、糖分の多いジュースは今後、成長が難しいと判断したそうです。実際にジュース事業の純売上高が2020年で役30億ドルと、営業利益率がグループ全体を下回っていたとのことです。
トロピカーナって
1949年、アンソニー・T・ロッシがオレンジジュースのビジネスから始まったブランドになります。
ジュースを瞬間殺菌する方法を開発したり、冷凍濃縮ジュースの技術を開発したりと、安全で、輸送しやすい製法で世界にどんどん流通しました。
日本ではキリンビバレッジと合弁会社を設立し、ライセンス生産、販売できるようになっています。なので、我々が目にする時はトロピカーナは製品名であり、キリンビバレッジが製造している一つのブランドだと思っていました。
1998年にペプシコーラなどを手がけるペプシコに買収され、ペプシコの子会社となりました。
ちなみに、ペプシコーラは日本ではサントリーフーズがライセンス生産しているので、ペプシコの製品でも日本ではキリンビバレッジとサントリーフーズの2社がそれぞれ製品を分けて生産しているという変わった関係になっています。
個人的感想
トロピカーナが売却されると言うことで、もうトロピカーナが飲めないのかと思ってしまいましたが、早とちりでした。キリンのホームページにもまだトロピカーナは掲載されているので、今後も購入できそうです。
ただ、経営会社が代わってしまったので、今後どうなるかは不明になってしまいました。健康志向ということで、今回売却されてしまったということで、日本でも将来的に規模が縮小してしまう可能性はあるかもしれません。
私は美味しい果汁100%ジュースは好きなので、少なくなって選択肢が減ってしまうのは悲しいことです。
また、利益率が減ってきたということで、長年続けてきた事業を売却するという決断ができるのは経済の動きが激しいアメリカならではと思いました。
健康志向で糖分が敬遠されがちということをいち早く察知し、より利益を追及していると感じました。
日本はどちらかというと、長年続けた方が良いという風潮があるため、このような思い切った決断ができない傾向にあります。
取り上げられるのはずっと続けてきた会社だけなので、それが正しいとして、利益の出ない事業を継続し、そのまま倒産してしまう企業が多いのはないかとも思いました。
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